小杉行政書士事務所 小杉 幹のブログ

埼玉県川越市在住 サラリーマンが勤まらずに仕方なく独立したしがない代書屋 たまに山を歩いたり走ったり

亡くなられたことを音信不通の遺族に連絡した

昨日お亡くなりになったお一人住まいの利用者さん、長年音信不通だと言っていた娘さんの住所が確認できたので、お亡くなりになったことをお伝えすべく自宅を訪問してきた。
 
ご親族が最後のお別れをする機会を何とか確保してあげたいので、消息不明の親族でもなんとか連絡先を探して連絡できるように最善の努力はする。
 
でも生前に連絡先がわからない親族の連絡先が、死後数日で判明することはそうあることではない。
 
今回はなんとか住所を見つけることができたので直接訪問してきたが、インターホンでの対応にとどまった。
 
今まで長年交流も無く今後についてもかかわりたくないとの意向であったので、今までの経緯や葬儀の日程、死後の手続などを説明した文書を投函して連絡待ちとなった。
 
親子で長年交流も無く音信不通ということは過去に相当な問題があったことが多い。
 
虐待を受けたとか捨てられたとか金銭的なトラブルがあったとか。
 
以前も亡くなられてからひと月ほど経ってようやく見つけた子供たち(娘・息子)の連絡先に電話をしたところ、一旦は状況説明などをしたがその後代理人弁護士から電話があり、今後一切関わる気は無いので連絡は弁護士を通してほしい、遺産は放棄する、墓も知らないのでそちらで埋葬してくれ、墓地の場所も連絡する必要は無いと。
 
代理人弁護士曰く、「まあ察するに過去によほどのことがあったようです…」
 
ただ、過去に娘に対して職場にまで押しかけてお金を無心していた父親がいて、父娘は長年断絶状態であったが、死亡の連絡をしたところ、いかにろくでもない父親であったかを聞かされはしたが、葬儀には自分の子供も連れてきてしっかり見送りをされた方もいた。
 
しかしこの「お亡くなりになりました」の連絡訪問は、来られる側とすれば突然のことで、一家団欒の最中に前触れなく訪ねてきた見ず知らずの人がいきなり「あなたのお父さんが亡くなられました」なんていうものだから、最初は相当に不審がられる。
 
葬儀が終わってしまったあとに判明した遺族宛なら書面での連絡でも構わないが、葬儀前であれば一日でも早く伝えなければ最後のお別れの機会を奪うことにもなりかねない。
 
なので、親族らしき人の住所と思われるメモなどがあった場合、確証が持てなくても関東一円なら夜間でも行ってみる。
 
以前そのようなメモ書きを頼りに茨城まで行ったところ住所地は空き家だったが、近隣の数件に聞き込みを行ったところ転居先が判り、自宅を訪問して面会できたこともあった。
 
そのケースは一人暮らしの自宅孤独死で死亡届の届出人が「同居していない親族」しか対象者がいなかったので、親族がつかまらなければ死亡届も直ぐには出せない状況だったので、面会できた親族に死亡届へ署名押印してもらうことができた。
 
これ以外にも不審がられながらの聞き込みは何度かやっているが(探偵ではないですよ)、案外うまくいっている。
 
一人暮らしの高齢者の支援などを行っていると、単に子供がいなくて一人になったという方ばかりではなく、いろんな事情があって親族がいるにも関わらず支援を受けられずに一人になってしまった方も多い。
 
まあ、こういう仕事をしているといろんなことがあるという話です。